C7521 (洋白)の概要と成分について

C7521 (洋白)の概要と成分について

C7521 (洋白)は、銅と亜鉛とニッケルから構成される銀白色の銅合金です。機械的特性、耐変色性に優れているため、古くから装飾品や洋食器、楽器に用いられており、今日では水晶発振子のケースや計測機器用スイッチやコネクタなどの電子部材など様々な分野に使用されています。
さらに環境問題等から、今後益々伸銅品のめっきレス化が進展し、優れた耐変色性の特性をもつ洋白が好適材になってゆくものと予測されるようです。[1]

板材としては、この他にバネ用洋白のC7701がよく使用されています。

製造メイカー:三菱伸銅株式会社JX金属株式会社

C7521 サンプル写真
洋白製 シールドケース
引用元:こだま製作所

成分・特性一覧

化学成分(%)

Cu62.0 〜 66.0
Pb0.03 以下
Fe0.25 以下
Zn残部
Mn
0.50 以下
Ni12.5 〜 15.5

流通性の高い板厚(t3.0まで)

品番板厚
C7521 – O 0.2, t0.3, t0.4, t0.5, t0.6, t0.7, t0.8, t1.0
C7521 – 1/2Ht0.1, t0.15, t0.2, t0.25, t0.3, t0.4, t0.5, t0.6, t0.7, t0.8, t1.0, t1.2, t1.5, t2.0, t2.5, t3.0

板厚公差

厚さ幅400以下幅400を超え650以下
0.05以上 0.08以下±0.005
0.08を超え 0.15以下±0.008
0.15を超え 0.25以下±0.013
0.25を超え 0.40以下±0.018
0.40を超え 0.55以下±0.020±0.045
0.55を超え 0.70以下±0.025±0.05
0.70を超え 0.90以下±0.030±0.06
0.90を超え 1.2以下±0.035±0.07
1.2を超え 1.5以下±0.045±0.08
1.5を超え 2.0以下±0.05±0.09
2.0を超え 3.0以下±0.06±0.10
3.0を超え 5.0以下±0.08±0.12
5.0を超え 70以下±0.10

機械的性質

引張試験

製品記号 C7521 P
C7521 R
板厚 0.1 以上
5.0 以下
引張強さ
N/mm2
375 以上
伸び % 20 以上

曲げ試験

製品記号 C7521P C7521R
板厚 1.6 以下 0.50以下
曲げ角度 180° 180°
内側半径 密着 密着

引張試験

製品記号 C7521 P
C7521 R
板厚 0.1 以上
5.0 以下
引張強さ
N/mm2
440 〜 570
伸び % 5 以上

曲げ試験

製品記号 C7521P C7521R
板厚 1.6 以下 0.50以下
曲げ角度 180° または W 180° または W
内側半径 板厚の1倍 板厚の2倍

硬さ試験

製品記号 C7521P
C7521R
板厚 0.1 以上
硬さ HV 120 〜 180

引張試験

製品記号 C7521 P
C7521 R
板厚 0.1 以上
0.15 未満
0.15 以上
5.0 以下
引張強さ
N/mm2
440 〜 570
伸び % 3 以上

曲げ試験

製品記号 C7521P C7521R
板厚 1.6 以下 0.50以下
曲げ角度 180° または W 180° または W
内側半径 板厚の2倍 板厚の4倍

硬さ試験

製品記号 C7521P
C7521R
板厚 0.1 以上
硬さ HV 150 〜 210

引張試験

製品記号 C7521 P
C7521 R
板厚 0.1 以上
5.0 未満
引張強さ
N/mm2
610 以上
伸び %

曲げ試験

製品記号 C7521P C7521R
板厚
曲げ角度
内側半径

硬さ試験

製品記号 C7521P
C7521R
板厚 0.1 以上
硬さ HV 185 以上

物理的性質 [2]

比重 (g/cm3)8.73
縦弾性係数 (MPa)125,000
電気伝導度 (%IACS @20℃)6
ポアソン比0.33