SUS304 CSPと SUS301CSPを見分ける方法
よく現物を持ってこられて、これと同じものを作って欲しいと言われることがあるのですが、結論から言うとステンレスか鋼か銅かなどがわかっても、材質は材料分析をしないとわかりません。また、細かい部分は材料分析でも規格上被っている数値もあるので、材料分析でさえわからないこともあります。
ただ機能性が必要な部品でない限り、すこし違っても使えることがほとんどなのですが、この表題のSUS304とSUS301を見分ける方法は、現場レベルでは一応あります。
それは、、、磁石です。
基本的にオーステナイト系ステンレスに磁性はないのですが、CSPというのは、冷間圧延で製造された材料のことで、その冷間圧延時に磁性を帯びます。その度合いがSUS304は強力な磁石では、軽く引っ張られるのですが、SUS301は鋼かな?と言うくらい引っ張られます。
この度合いを現場では一つの判断要素として検証します。